29/07/2025
滝川映画サークル上映会のご案内
・上映作品:「独裁者たちのとき」http://www.pan-dora.co.jp/dokusaisha/
・日時: 8月24日(日) 13:00~
・上映場所:滝川市音楽公民館(滝川市新町3-8-3)
・監督・脚本:アレキサンドル・ソクーロフ
・出演:アドルフ・ヒトラー、ヨシフ・スターリン、ウィンストン・チャーチル、
ベニート・ムッソリーニ(すべてアーカイブ映像)
・制作:2022/ベルギー・ロシア
・配給:パンドラ
・上映時間:78分
●これは、おとぎ話か悪夢か
嘲笑と陶酔の晩餐がいま始まる
■煉獄の廃墟の一室。匂い立つような花に包まれた棺の中、遺体のヨシフ・スターリンが「ブーツがきつい」と目を覚ます。同室には痛みを訴えるキリストが横たわる。「早く父なる神のもとへ行け」というスターリンに、キリストは「皆と同じように列に並んで審判を待つ」と答える。それを皮肉の笑みをこぼしながら上から見下ろすのはアドルフ・ヒトラー。軍服のスターリンを脇からウィンストン・チャーチルが覗いている。「お前はすでに臭い」「お前も臭い」。3人は互いに悪態をつきながら、天国の門に向かう旅に出た。道中でベニート・ムッソリーニが合流。4人は、自らの功績を称えたり互いを罵ったり嘲笑しながら、彷徨うように歩を進める。お喋りが止むことはないが、果たして互いの言葉は聴こえているのだろうか? 既に生身の人間ではないからなのか、時に分身が現れ、正装のチャーチル、外套姿のチャーチル、軍服のチャーチルが一堂に会しては、分身同士、互いに「兄弟」と呼び合ったりもする。こうして、天国の門を目指し、煉獄を彷徨う4人の旅が始まったのだが・・・・・・・。
・●アーカイヴ映像から4人の独裁者たちが蘇る─
世界が驚愕した鬼才ソクーロフによる誰も作り得なかった“おとぎ話”(Fairytale:原題)
歴史上まったくあり得ないその映像、親しげに語り合い、笑い合い、罵り合う独裁者たちの姿は、気の遠くなるような量のアーカイヴ素材からのみで構築された。すべて彼らの存命中に撮影された実際の映像が使われているのだ。さらに独裁者たちの語るセリフは、いずれも過去の手記や実際の発言の引用から成っている。そう遠くない過去に死んだ4人を蘇らせ、完成まで6年の歳月を要した本作は、鬼才ソクーロフの近現代史への最大の挑戦作なのである。
アレクサンドル・ソクーロフ
1951年、シベリアのイルクーツクに生まれる。1974年ゴーリキー大学で歴史学の学位取得後、モスクワの全ソ国立映画大学の監督コースに進み、期限前に全過程を終了したが、卒業制作として発表した『孤独な声』(1978年)は上映禁止処分を受けた。1980年より、レニングラード・ドキュメタリー・スタジオとレンフィルムで、監督として創作活動を開始したが、ソ連時代に彼の全監督作は上映禁止処分を受けている。ペレストロイカ後は『孤独な声』(1987年公開)が同年のロカルノ国際映画祭銀豹賞受賞など、旺盛に監督作を発表。映像と音、音楽、役者が一体となり、一幅の絵画を描くように構成される作風は映画界のみならず、芸術や文学を始め広い分野に影響を与え、今や世界をリードする監督のひとりとなった。1995年、ヨーロッパ映画アカデミーより「ヨーロッパで最良の映画監督の一人」に選ばれた。
『太陽』(2005年)ではイッセー尾形を起用して大日本帝国時代の昭和天皇を描いた。ソクーロフはかねてより日本への関心を持っており、『オリエンタル・エレジー』(1996年)や『穏やかな生活』(1997年)といった日本についてのドキュメンタリーを製作した。『ドルチェ 優しく』(2000年)では作家島尾敏雄の妻島尾ミホの生き様を描いた。
・チケット:一般前売1,400円(当日1,600円)、高校生以下当日1,000円
・チケット取扱:滝川市役所売店、水口新聞販売所、アートステージ空知
・問い合わせ先:0125-22-5778 谷本
滝川映画サークルでは会員を募集しています。
月会費:500円
年間4回程度の上映会開催、会員限定学習会の開催
~地域で映画を鑑賞する機会を失わないために~