16/04/2026
4/18(土)より公開!📢
〈特集上映〉『河童の家』芝田日菜監督特集
従来の映画づくりにとらわれず、「撮る」ことを通してメディアとしての映画の再発見を試みる芝田日菜。現在、東京藝術大学大学院先端芸術表現科に在籍し、映像作家として活躍する彼女の劇場公開デビューが決定。2022年から2025年の間に制作された短中編映画作品を、シアター・イメージフォーラムにて3作同時上映する。
映画を発見するようにして作られるその作品たちには、これまで取りこぼされてきた映画の可能性が格納されている。自らカメラを回し、現場で演者やスタッフと意見を共有し合うスタイルで作品を制作してきた彼女の歩みをスクリーンで追うことは、映画のはじまりへの遡行と映画の未来のはじまりへと観る者を導くだろう。
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[作品紹介]
『河童の家』
2025|53分|16:9|日本
メンテナンスのために青年が空き家を訪れる。誰もいないはずの家には複数の世界が、複数の仕方で共在し、そこでは女性たちがそれぞれその家で生活しており、ときに交差する。
50年前に建てられたものの、誰にも住まわれることのなかったある一軒家との出会いから生まれた劇映画。撮影準備のための滞在期間に起こった印象的な出来事を起点に、役者やスタッフとの新たな協働の形を模索するなかで生まれた、映画を通して見出された物語。
『暝映』
2023|22分|16:9|日本
暗闇で仄かに光るヤコウタケというキノコと、暗闇でスクリーンにイメージが投影される映画というメディアを重ね合わせ、「映画とはなにか」を自らに問いなおすようにして制作された第一作。映像制作の経験者不在のなか、日没から深夜にかけてわずかな照明で画づくりすることで、映画を発見するようにして撮影されたこの作品
『水面に映る家』
2022|2分|16:9|日本
濁った川に映る家の映像。しかし水面のゆらめきや横切る水鳥や風によってイメージは変容してゆく。カメラを手にして間もない頃、散歩中に何気なく記録された短い映画。その、ごく普通に起こる小さな奇跡への驚きが、以降の芝田日菜の映像制作の出発点となった。
芝田日菜 しばた・ひな
2001年生まれ、映像作家。東京藝術大学大学院先端芸術表現科に在籍。
コロナ禍に多摩美術大学に入学、唯一対面で行われた映像の授業に関心を持ち、カメラを衝動買いしたことをきっかけに映画を作りはじめる。自身でカメラを構える作品制作によって、映画メディアの再考を試みている。イメージフォーラム映像研究所の修了作品として制作した『暝映』は、イメージフォーラムフェスティバル、ニッポンコネクションなどで上映。
本特集がはじめての劇場公開となる。