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じゃじゃの私設図書館 Jaja’s Library 子供の頃に本屋さんや図書館で体験したあのワクワク感を、大人になってもここで感じてもらいたいという館主の思いを形にした私設図書館です。私設とはいえ図書館です。9000冊を超える蔵書から貸出期間1か月で4冊まで無料でお貸出しします。 駐車場は店舗前の道路対面側に5台分ご用意しております。

【昨日10/10読書会開催しました!】第1部では、課題図書『地獄の詰まった箱』のあらすじや登場人物を確認した後、2グループに分かれて、以下の論点を中心に意見や感想を交わしました。・扉の頁の意味・箱の中について視覚的な描写はあるが、嗅覚的な描...
11/10/2026

【昨日10/10読書会開催しました!】
第1部では、課題図書『地獄の詰まった箱』のあらすじや登場人物を確認した後、2グループに分かれて、以下の論点を中心に意見や感想を交わしました。
・扉の頁の意味
・箱の中について視覚的な描写はあるが、嗅覚的な描写がないのは意味があるのか
・健一君とみずきはどういう関係か
・この話で健一の果たしている役割
・みずきが子猫たちを埋めたあと、立ち上がれなかったのは何故か
・猫のお墓をなぜ作り続けたのか
・みずきはなぜ突然泣き出したのか? そして、その後どうして立ち上がれたのか?
・全てを受け入れていたみずきの心がなぜ動き出したのか?
・地獄と言う言葉が強烈だが結局、みずきにとって地獄の詰まった箱の中身は何だったのか
・みずきはお母さんをどう思っているのか

続く第2部では、次回読書会の課題図書を、参加者それぞれの推薦本のプレゼンを聞いて、投票により以下の短編に決めました。
・「2020年のロマンス詐欺」(辻村深月:短編集『嘘つきジェンガ』に収録)

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【苦しみがこちらの世界に増えすぎないように】今週はしるべーぬさんの応募作Ent.13「波」の紹介。________________仕事への情熱を失った著者が、年長の同僚と深夜に自転車で夜の海を目指す──。波の音を聞きながら、「海の苦しみを岸...
09/10/2026

【苦しみがこちらの世界に増えすぎないように】
今週はしるべーぬさんの応募作Ent.13「波」の紹介。
________________
仕事への情熱を失った著者が、年長の同僚と深夜に自転車で夜の海を目指す──。
波の音を聞きながら、「海の苦しみを岸は押し返す」という同僚の言葉に救われ、退職・引越しを経て新たな「みち」を歩み出す心の軌跡。(文責 Jaja)
________________

第1回じゃじゃの作文大賞(テーマ:みち)は、
①『Jaja-Zine01』(税込100円)購入者
②作品応募者
③当館スタッフ
の投票により大賞を決定します。

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【最近登録した蔵書】暫くの間、トイレの前の新規登録蔵書棚に配架します。その後、一般の本棚に移します。 #じゃじゃの私設図書館広報部  #最近登録した蔵書  #新規登録蔵書棚 #浜松カルチャープラットフォーム #じゃじゃの私設図書館  #読書...
08/10/2026

【最近登録した蔵書】
暫くの間、トイレの前の新規登録蔵書棚に配架します。
その後、一般の本棚に移します。

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【張り込みは退屈だ】★★★館主JajaのオススメMOVIES★★★短編映画『はりこみ』(主演 池田香織)昔、あれは未だ学生の頃だったと思うが、大学体育会の先輩に言われて張り込みというか、刑事用語でいうところの「行動確認」、いわゆる「こうかく...
07/10/2026

【張り込みは退屈だ】
★★★館主JajaのオススメMOVIES★★★
短編映画『はりこみ』(主演 池田香織)

昔、あれは未だ学生の頃だったと思うが、大学体育会の先輩に言われて張り込みというか、刑事用語でいうところの「行動確認」、いわゆる「こうかく」をした──1日中とある女性のあとを追った──ことがある。

その女性とは先輩の彼女なのだが、先輩が言うには、最近態度がよそよそしいので、ひょっとしたら浮気をしているかもしれない。お前はその可能性を探れ、と私に命じたのである。

当時はストーキングなどという概念もなかったとはいえ、現行法なら犯罪にも該当しそうな行為だから私も断るべきだったかもしれない。だがなにぶん50年近く前のことだ。あの時代の体育会は先輩の命令は絶対だったのだ(ご容赦いただきたい)。

にしても、絶対服従の硬派・体育会を気取るわりには、その命令の理由がいかにも情けない──そうは思ったものの、そんなことは当時は言えない。もっとも私も、ドラマなどで見る刑事の真似事ができると思い、嬉々として引き受けたのだった(倫理観が今と違ったのだ。ご容赦願いたい)。

ところがいざやってみると、現れないかもしれない男の影をただ待つという行為は、限りなく退屈だった。最初こそ、他人のあとを追うのはスリリングだったが、フツーの人は白昼に自分が付けられているなどとは思わないから(田舎ならともかく大都会東京でのことだ)、すぐ後ろに付いても全然気付かない。よって、そのスリル感は直ぐに薄れた。

するとあとは、その一つひとつの行動が「こうかく」の対象に振り回され、主体性なく動かされるのでストレスだけが溜まるのである。

このショートムービーでも、その退屈とストレスを埋めるべく、刑事たちはとりとめもない会話を全編にわたり延々と続ける。たとえば、こんな具合いだ。

「腹が減ったな」と年かさのベテラン刑事が呟く。

「そうっスね。この辺にコンビニとか、ありましたっけ?」と若手の刑事。

「あったよ、広い道に出たところに」と中堅どころの女性刑事が言う。

「あそこまで結構ありますよね」と若手。

「大したことないよ」と女性刑事。

「…ですかね。じゃあジャンケン、ポ…」と若手刑事が手を上げると、「え?」とベテラン刑事と女性刑事。

「えって、ジャンケンで負けた人が行くんですよね?」と若手。

「馬鹿、お前が行くんだろうよ」とベテラン。

「いや、ちゃんとジャンケンで決めましょうよ」

「ちゃんとお前が行けよ!」とベテラン刑事と女性刑事が声を合わせる。

ちなみに、私は一日中、渋谷・原宿あたりを歩かされたあげく、一人暮らしの彼女の家の前で夜遅くまで張り込んだが、男など一向に現れなかった。

画像引用元 Amazon Prime Video YouTube

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【スポーツの日営業案内】10/12(スポーツの日)は月曜日ですが、営業しています。是非! #スポーツの日  #営業案内  #特別営業  #じゃじゃの私設図書館広報部  #浜松カルチャープラットフォーム  #じゃじゃの私設図書館  #文化情報...
06/10/2026

【スポーツの日営業案内】
10/12(スポーツの日)は月曜日ですが、営業しています。是非!

#スポーツの日  #営業案内  #特別営業  #じゃじゃの私設図書館広報部  #浜松カルチャープラットフォーム  #じゃじゃの私設図書館 #文化情報発信拠点  #マイクロライブラリー  #ブックカフェ  #浜松  #読書  #佐鳴湖 #まちライブラリー  #カフェ  #イベントスペース  #デートで読書  #私設図書館

【記号と象徴の違い(その2)】★★★館主JajaのオススメBOOKS★★★小説『スプートニクの恋人』(村上春樹)前回に引き続き、本作について書いてみたい。本作についてと言うか、村上作品全般についてかもしれない。村上春樹の小説は私も短編、長編...
05/10/2026

【記号と象徴の違い(その2)】
★★★館主JajaのオススメBOOKS★★★
小説『スプートニクの恋人』(村上春樹)

前回に引き続き、本作について書いてみたい。本作についてと言うか、村上作品全般についてかもしれない。

村上春樹の小説は私も短編、長編を問わず、たぶん全部読んでいると思う。新刊が出れば、発売日その日のうちにというわけではないにしろ、比較的早い段階で購入して読んでしまう。

だが、私は自らをハルキストなどと称するつもりはないし、作者をハルキなどと呼ぶことも決してない(これまでも、これからも)。

なんとなれば、私は彼のキザな文章──音楽や嗜好品に関する知識がちりばめられた──が所謂「勝ち組」の話のように思えて抵抗があるし、現実とは懸け離れた設定にも馴染めない。そしてなにより、それぞれの小説の主人公(多くの場合、「ぼく」)がいけ好かないからだ。皆が皆ではないにしろ…。

彼らの何が私の神経を逆なでるのだろう? 私のその気持ちを代弁してくれた人物がこの小説の中にいた。その人物とは、物語の後半で小学校教師である主人公(例によって「ぼく」)が対峙するスーパーの警備員である。

「ぼく」の担任するクラスの男の子が万引きをして警備員に捕まり、その子を「ぼく」が引き取りに行ったときのことである。警備員はねちねちと講釈を並べ、なかなか解放してくれない。「最後にひとつ」と警備員は「ぼく」を見上げてこう言う(長くなるが、そのまま引用する)。

「先生を見ているとどうも何か釈然としないところがあるんですよ。若くて背が高くて、感じがよくて、きれいに日焼けして、理路整然としている。おっしゃることもいちいちもっともだ。きっと父兄の受けもいいんでしょうね。でもうまく言えないんですがね、最初にお目にかかったときから何かがわたしの胸にひっかかるんです。別に個人的にからんでいるわけじゃないんですよ。だから怒らないで下さいね。ただ気になるんです。いったいなににひっかかるんだろうってね」

おまけに、その男の子の母親と出来ていたりするのだ。

ここを読んだとき、私は愕然とした。作者・村上は私のような一部の読者が「ぼく」に対し、そういう感情を抱くであろうことを分かっているのだ。分っていて、そういう主人公を描いているのだと。

こうした主人公の設定も村上作品の象徴であって、記号ではないと言えるかもしれない。あえて言えば記号はむしろ、あの警備員の胸のひっかかりだろう。あのひっかかりこそが、村上作品を読まずにはいられない記号なのだ。

ここで大事なのは「あの胸のひっかかり」であって、「すべての(あるいは一般的な)胸のひっかかり」ではないってことだ。なぜなら、後者であれば「村上作品=胸のひっかかり」であり、「胸のひっかかり=村上作品」となってしまい、もちろんそんなことはあり得ない。だが、前者であればその関係も成立しうるだろう。

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来週に迫った第17回Jaja’s Book Club『地獄の詰まった箱』読書会は未だお席あります。どうぞ奮って、ご参加ください。(お1人様の参加も大歓迎です!)【日時】2026年10月10日(土) 16:45~18:45【場所】じゃじゃの私...
03/10/2026

来週に迫った第17回Jaja’s Book Club『地獄の詰まった箱』読書会は未だお席あります。どうぞ奮って、ご参加ください。(お1人様の参加も大歓迎です!)
【日時】2026年10月10日(土) 16:45~18:45
【場所】じゃじゃの私設図書館
【参加費】1,000円(ワンドリンク付き)
【課題図書】地獄の詰まった箱(橋本紡)
*『きみが見つける物語 十代のための新名作 放課後編』に収録
【参加条件】
① 課題図書の感想や意見を述べられること(必ずしも読了していなくてもOKです! また、高尚なことを言う必要はまったくありません。ゆる~くやっています)
② 他の参加者の感想や意見を否定しないこと
③ 次回読書会の課題図書に推薦する本を持参し、推薦理由などを3~5分程度で述べられること
*推薦本は当面、参加のハードルを下げるために短編に限るものとしますが、短編の定義はあえてしません(小説に限らず、実用書、ビジネス書、絵本・児童書でも可)
④ 参加者が写り込んだ当日の写真や動画を当館SNSにアップすることを許諾すること
注)参加申し込みいただいた時点で、上記参加条件をご了承いただいたものとさせていただきます。
【当日のプログラム(予定)】
参加者自己紹介等
第一部 課題図書に対する感想や意見の交換
第二部 次回読書会での課題図書の選定
【参加申込】
LINEの当館公式アカウントのトークより、「氏名、電話番号、10/10読書会に〇名で参加希望」と書き込み、送信してください。
追って当館より詳細を返信いたします。
【お問合せ】
℡053-477-0876(当館営業時間内のみ)
LINE公式アカウント@jaja-ib
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【地面に、自分に必要な月を見つけたんだもの】今週はルリユールさんの応募作Ent.12「月が満ちるお茶会」の紹介。________________月に帰れず途方に暮れるウサギと出会ったみちるが、叔母とお茶会を開くファンタジー。ウサギの姿を通じ...
02/10/2026

【地面に、自分に必要な月を見つけたんだもの】
今週はルリユールさんの応募作Ent.12「月が満ちるお茶会」の紹介。
________________
月に帰れず途方に暮れるウサギと出会ったみちるが、叔母とお茶会を開くファンタジー。
ウサギの姿を通じ、「自分なりの道を見つければいい」と諭される。不登校に悩む心へ優しく寄り添う物語。(文責 Jaja)
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第1回じゃじゃの作文大賞(テーマ:みち)は、
①『Jaja-Zine01』(税込100円)購入者
②作品応募者
③当館スタッフ
の投票により大賞を決定します。

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【板谷由夏の文章力】★★★館主JajaのオススメMOVIES★★★テレビドラマ『ブラックファミリア〜新堂家の復讐〜』(主演 板谷由夏)今回はこのドラマが初主演だという板谷由夏について書きたい。板谷由夏と訊いてもひょっとしたらピンと来ない人が...
30/09/2026

【板谷由夏の文章力】
★★★館主JajaのオススメMOVIES★★★
テレビドラマ『ブラックファミリア〜新堂家の復讐〜』(主演 板谷由夏)

今回はこのドラマが初主演だという板谷由夏について書きたい。板谷由夏と訊いてもひょっとしたらピンと来ない人がいるかもしれない。だが、顔を見れば「ああ、あの人か…」と思うに違いない。長らく日本テレビ系列『news zero』のキャスターを務めていた──、そう、あの人だ。

彼女がこの4月から日経新聞日曜版で旅のエッセイを月に一度書いている。その文章が毎回秀逸で、とりわけ9月13日付けの京都に関する話がとても好かった。

以前にも書いた気がするが私は、文章を書ける人は知性も高い、と信じている。前職は設計事務所だったにもかかわらず(所管していたのがコンサルティング部門ということもあって)、新卒の入社試験に小論文を出していたほどだ。学生に付焼刃的な教養や知識を求めても仕方ない。採用したいのは真の知性だからだ。

彼女も別に東大を出ているわけではないようだが、くだんのエッセイを読むと頭はきっと良いのだろうと思う。でなければ、ああいうウイットの効いた文章は書けない。

もっとも彼女に限らず、新聞のコラム記事などに載る著名人の文章はどれも洗練されている。たとえば有名なアスリートなどは幼い頃からその修練に生活のほぼすべての時間を打ち込んできたはずなのに(お勉強をする時間など無かったに違いないが)、それでも支離滅裂な文章になっていない。それは何故か。やはり新聞社の方で相当手を入れているのだろうか。最近ならばAIに手伝ってもらってもいるかもしれない。

たとえそうであっても、彼女の文章にはオリジナリティを感じる。まずテンポが良い。これは重要だ。村上春樹も小説を書く際に最も気をつけていると何かで読んだ。私など素人は、これでもかと修飾語を重ねて、つい読み手のリズムを損ねてしまう。

それと彼女の文章には、独特のユーモアがある。これも大事だ。少し書き馴れれば理路整然とした文章は書けるようになるが(AIに助けてもらえば尚更だが)、ユーモアは本人に知的なセンスがないと成立しない。

冒頭に上げた9月13日のエッセイは全編、機知に富んだユーモアが満載で、読んでいて楽しくなる。出不精の私でも「そうだ。京都、行こう」と思ったほどだ。もちろん、頭の中ではあの名曲「マイ・フェイバリット・シングス」が流れている。

それもこれも彼女が、JR東海のキャッチコピーを軽妙に引用していたからである。やはり、頭の良い人である。

画像引用元 読売テレビ 

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【記号と象徴の違い】★★★館主JajaのオススメBOOKS★★★小説『スプートニクの恋人』(村上春樹)「再読なんだよね」「へー、そうなんだ。最初に読んだのはいつ?」と君は訊く。はて、いつだっけ。おそらく二十年以上前だ。どんな話だったのかも全...
28/09/2026

【記号と象徴の違い】
★★★館主JajaのオススメBOOKS★★★
小説『スプートニクの恋人』(村上春樹)

「再読なんだよね」

「へー、そうなんだ。最初に読んだのはいつ?」と君は訊く。

はて、いつだっけ。おそらく二十年以上前だ。どんな話だったのかも全く覚えていなかったくらいだから……。

「ついでに言うと、今回は村上春樹の最新刊『夏帆』と同時並行で読んだ」

「なんで、また?」

意図してそうしたのではない。たまたま本作を読み直していたら、『夏帆』が刊行されたので、結果として並行して読むことになったのである。私は普段から本は五、六冊を同時並行で読むから、たまたま村上春樹の本がそのうちの二冊を占めたというだけのことだ。

「えっ、こんがらがらない?」と君は怪訝な顔で言う。そんなのは村上春樹に対する冒涜だと言わんばかりに。

「ならないよ、違う話だもの。小学生だって一日に6時限分の教科書を読んでも平気だろ?」

「ふん」

と鼻で笑った君は「で、どっちが良かった?」と訊く。

「人それぞれだろうけどね、個人的には断然こっちだな」

この作品には作者の小説によく出てくる不可解なもの──シロアリの女王も出て来なければ、騎士団長もかえるくんも羊男も登場しない。

「そういうのが出てくるから、ハルキは面白いんじゃないか」と、君は鼻の穴を膨らませる。

たしかにそれらは村上作品を象徴するものではあるけれど、記号にはなり得ない。記号なら、「村上作品=かえるくん」であり、「かえるくん=村上作品」になってしまう。

「ひとつ発見があったよ。『夏帆』に「モーターサイクルの男」って出てきたでしょ…」

「ああ、守護天使界のジャック・ケルアック」

「そう、ジャック・ケルアックこと佐原。奴の原型って、この小説に出てきたフェルディナンドじゃないかな」

「フェルディナンド? ああ、あいつね」。もちろん覚えているさ、とばかりに君は頷く。

フェルディナンドとは、本作のキーパーソンであるミュウが、若い頃訪れたスイスで出会った中年男である。小さな街なので、二人はたびたび顔を合わせるが、そのうちにミュウは自分に対する性的な下心をその男に感じ取り、嫌悪する。

だがあるとき、たまたま乗った観覧車から、自分の泊まっている部屋を双眼鏡でのぞき込むと、なんともう一人の自分がフェルディナンドとベッドの上で絡み合っているのが見える。彼女はそのショックで髪が真っ白になってしまう──。

一方、夏帆も「君みたいな醜い相手は初めてだよ」と言った佐原を嫌悪し、彼の乗るBMWの単車の排気音に怯える。が、実は彼は夏帆の守護天使なのだ。

「いや、全然違うじゃないか!」と、村上春樹をハルキと呼んじゃう君は怒り出す。

だから、モーターサイクルの男・佐原もフェルディナンドも村上作品の象徴であって、記号じゃあないんだってば!

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住所

静岡県浜松市西区入野町4913/2
Hamamatsu-shi, Shizuoka
432-8061

営業時間

金曜日 10:00 - 16:00
土曜日 10:00 - 16:00
日曜日 10:00 - 16:00

電話番号

+81534770876

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